基礎研究他の概要
1.研 究 発 表
平成14.05月 第53回(グリーンドーム前橋)と平成16.06月 第55回(国立京都国際会館)の全国水道研究発表会において、集合住宅における「摩擦抵抗換算係数」(エルボ、チーズ等の配管継手の個数拾い出しを省略する”係数”)の検討に関し、神奈川大学 工学部 建築学科 紀谷 文樹(元、東京工業大学名誉教授)研究室と共同研究し、その研究成果を発表いたしました。
2.研究機関との共同研究
★ 神奈川大学との共同研
平成14年度と15年度の2ヶ年において、横浜市水道局様のご紹介により、市内の不動産コンサルタント・水道指定工事店・増圧ポンプメーカー3社のお力をお借りし、設計図、竣工図および水理計算書等の情報を基に、2ヶ年間において大学の研究員が現場調査・確認をするとともに、当社が作成・提供した水理計算ソフト『アクア直結』を駆使して調査物件ごとの「摩擦抵抗換算係数」を算出し、各年度の学生はその結果を卒業論文として発表いたしました。
3.4階直結直圧給水調査
平成20年度と21年度の2ヶ年において、横浜市水道局が(一財)ベターリビング(UR都市機構関連)に業務委託した『4階直結直圧給水調査委託』にて、首都大学東京(現;東京都立大学)市川 憲良教授を委員長とした調査委員会のメンバーの一員として、八王子のUR都市機構の実験施設(100メートルタワー)&既存の鶴見区の4階建て水道局公舎一室における「先分岐方式」と「ヘッダー方式」の給水配管モデル2方式の実証実験に参画いたしました。
4.灌水・融雪システムの逆流実証実験
平成30年度、庭園の灌水システムや駐車場の融雪システムの主要部材の「有孔管」に注目し、給水器具メーカーの協力を得て灌水パイプ等の「孔からの逆流」に関する実証実験を行った結果、全ての有孔パイプで明確な逆流が確認されました。
上述システムは、私たちの日常生活において非常に便利で有用なシステムですが、適切な逆流防止措置を適正に施してこそ、私たちの社会において「役に立つ製品」であると考えています。
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