•  
                        •   

 2019.12

海外施設の視察報告書(その1)

№08

羽田空港のVIENNA(ウィーン)便 搭乗口前     ウィ-ン大学前の「GEOX」の店舗         姪が通うウィ-ン大学

 

 「水道水の安全・安心」への意識改革と実現に向け、現在、「飲料用ペットボトルの自動販売機は、ウィーンでは電車の駅構内を除くと皆無ではないでしょうか?」と大学に留学中の姪から聞いていたので、オーストリアの首都『ウィーン』へ行ってきました。
 蛇口までの「水道水の安全・安心」を担保し、周知させる政策と、ペットボトル等のワンウェイ ボトルの削減、二酸化炭素やゴミ、リサイクルに係る社会的コストの削減等に寄与しているライフスタイルの現状を、視察して参りました。

 

羽田空港の飲料水スタンド  ウィーンの飲料水スタンド       夏季は飲料水スタンドとなる消火栓    アルプスの水が湖に落ちる滝

 

 左の写真は、羽田空港とウィーンの飲料水スタンド(ウィーン水道HPより)です。ウィーンのスタンドは毎年、4月から10月末まで設置されるそうです。
 歩道上の消火栓に上から スポッ と被せているそうです。夏には、市内に1,000箇所ほどある水飲場にマイボトルを持った人がたくさん並ぶのでしょうねぇ~~。
 中央の写真は、ゾウさんの鼻のような吐水口を持つ消火栓で、毎年、4月から10月末まで消火栓としてだけではなく、青い上部の後方に開閉ハンドルが取付けられ、前方の鼻から水道水が出る「飲料水スタンドとなる消火栓」です。
 ウィーンの水道水はアルプス山脈からの湧水です。アルプスの水源からの冷たい湧水が、2本のパイプラインでウィーンの貯水池まで高低差のみで直接、供給されているそうです。
 右の写真は、アルプスの湧水が岩塩で栄えた小さなハルシュタットの町に落下する滝です。
 

 

 決して「消火栓オタク」ではない私ですが、職業病でしょうか・・・。

 視察旅行の際、私と目を合わせた消火栓などをパチリと・・・・・・。
(今日もまた、消火栓が私を呼んでいま~~す。)
 右の写真は、 ウィーンから電車で3時間30分程、岩塩で栄えた小さな町の「ハルシュタットの教会」です。
 美しい教会の眼下には「ハルシュタット湖」、背景には雪を被った「アルプス」が近くに観えます。
 

 

 2022.08

海外施設の視察報告書(その2)

№08

 

オーストリアのザルツブルグで出会った消火栓         ドイツのビュルテンベルク州にて出会った可愛い消火栓 

 

 2年ぶりに一時帰国した現地特派員(姪)から、現状のオーストリア・ドイツの消火栓を利用した、飲料水スタンドと、ミストスタンドに関して報告をいただきました。
 日本とは異なり、地上型消火栓が個性豊かにカラフルに塗装されています。また、暑~い夏の対策として、消火栓に器具を取り付けミストスタンドになっているようです。
 映像では確認しずらいのですが、ミストが噴射される棒の先には太陽光発電のパネルが取り付けられているそうです。           ≪ 詳細は以下の写真をクリックしてください。≫

消火栓直結のミストスタンド

 日本とは異なり、消火栓を日々活用し、給水スポット等として使用していることに、感心させられます。
 姪もそうですが、多くの人が給水ボトルを持ち歩き、手軽に給水補給ができる環境にやさしい生活を送っているそうです。
  オーストリアも日本同様、蛇口からの飲用可能な国です。日本でも、公園・公共施設・駅等の各所に配水管直結の給水スポットを設置できるのではないでしょうか?

ウィーンの飲料水スタンドとミストスタンド           クアパークオ-バラ公園(ウィーン)の飲料水スタンド  

 

 右の写真は、公園内に設置されている飲料水スタンドです。取っ手を回すと冷たくて美味しいアルプスの水が出てきます。

 函館水道展にてお配りしました当社ロゴ入りのSUS製マイボトル(右下の写真をクリックしてください。もオーストリアで活躍中